マーベラスエンターテイメントの決算を見て

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マーベラス期末決算黒字転換 ゲームソフト、「プリキュア」関連好調
海腹川背Portableにて悪い意味で注目を浴びたマーベラスエンターテイメント。その平成20年3月期の通期決算が5/23に出たのですが連結売上高は123億8700万円(前年比-0.8%減)、連結経常利益326百万円(前期連結経常損失1,053百万円)、連結当期純利益791百万円(前期連結営業損失1,053百万円),連結当期純利益791百万円(前期連結純損失1,525百万円)。マーベラス単体だと売上高8,303百万円(前期比22%増)、営業利益253百万円(前期営業損失1,239百万円)、経常利益239百万円(前期経常損失1,228百万円)、当期純利益1,789百万円(前期純損失1,643百万円)。
前期の平成19年3月期通期は映像コンテンツの償却や一部のゲームソフトの販売不振、アミューズメント事業の再編等での特別損失で赤字決算だったのですが、今期は黒字転換に成功、もっともその要因はアミューズメント事業の譲渡益が大きかったみたいですが


さて注目のデジタルコンテンツ事業(ゲーム事業)について
マーベラス公式ウェブサイト - MARVELOUS!
平成20年3月期  決算短信(pdf)
http://www5.uploader.jp/user/lost1/images/lost1_uljp00024.jpg

このような状況下、当事業におきましては、国内市場では当社初のWill向けタイトルとして、定番タイトルである「牧場物語」、シリーズの新作「牧場物語 やすらぎの樹」や、ワールドワイドでの発売を視野に入れた新規オリジナルタイトルとして「NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)等を投入いたしました。ニンテンドーDS向けには、「川のぬし釣り こもれびの谷 せせらぎの詩」、「ルーンファクトリー2」等「牧場物語」に次ぐ当社定番シリーズの新作や、新たなるシリーズ化が期待できるオリジナル作品「LUX-PAIN(ルクス・ペイン)」、ミステリー小説を原作とした「赤川次郎ミステリー 夜想曲-本に招かれた殺人」、講談社月刊アフタヌーン」連載中の大人気野球漫画を原作とした「おおきく振りかぶって ホントのエースになれるかも」等を発売いたしました。またグループ全社プロジェクトとして取り組むコンテンツ「家庭教師ヒットマンREBORN」につきましては、プレイステーション2向けに2タイトル、Will向けに1タイトルを発売いたしました。海外におきましては、英国子会社Rising Star Games Limitedにおいて前期より出荷を開始した「Harvest Moon DS(ニンテンドーDS)」を欧州地域で33万本(累計55万本)出荷したことや、「NO MORE HEROEWS(Will)」、「Harvest Moon Magical Melody(Will)」をはじめとした当社オリジナルタイトルの欧州市場、北米市場への積極的な投入により海外売上が順調に拡大いたしました
この結果、当期におけるデジタルコンテンツ事業の業績は、連結売上高6,903百万円(前期比35.8%増)、連結営業利益457百万円(前期比91.2%増)となりました。

全体としてみると売上、利益とも海外の好調を受けて増収増益。牧場物語ってヨーロッパで受けが良いのか。あとPSPのタイトルについて一言も言及してない、まあ海腹川背Portable以外のPSP発売ソフトはBestの廉価版だから言うに言えないか


ついでに平成21年3月期の業績予想はかなり厳しい見方をしているようです
マーベラスはストップ安気配、92%純益減益を嫌い利益確定売り-「会社四季報」投資情報

今期は、音楽映像事業、デジタルコンテンツ事業、舞台公演事業とも積極的に事業展開、売り上げは小幅続伸するが、利益面では特別利益一巡などから経常利益2億円(前期比38%減)、純利益6000万円(同92%減)と大幅減益転換を予想、配当は625円とする。


また株主総会が6/20にあるのですが海腹川背Portable絡みの質問、意見等が株主からあるのか、もしあった場合どう答えるか。ちょっと期待