ニコニコ動画で権利者削除をしている権利者について調べてみた

ニコニコ動画では2008年7月5日から削除要請をした権利者名を公表するようになり、ニコニコ動画の情報サイトであるNearchでは2008年8月2日*1からその削除動画のデータを収集しています。そこで権利者削除をした権利者で件数の多い順に上位100の権利者を並べてみました


※一応削除件数も併記しましたがNearchのほうで取得できた件数であり、実際の削除数はその何倍になっている事もあります。例として2009年の1月に起きた音楽制作者連盟による一斉削除では20000〜25000超の動画が削除されたと推定されているようです*2。なのでどういう企業、業種が削除に積極的なのかという目安程度に見て下さい
※削除件数は2009年2月11日の0:00〜2:00あたりのもの
ピットクルーによる自主削除やテレビ放送番組と判断された物、個人の権利侵害の物については権利者名が表示されない事もあります。詳しくは動画を削除した権利者一覧とは (ドウガヲサクジョシタケンリシャイチランとは) [単語記事] - ニコニコ大百科を参照して下さい

権利者名 削除件数
1 社団法人音楽制作者連盟の会員 2224
2 キングレコード株式会社 2091
3 株式会社サンライズ 1994
4 在京テレビ局6社 1595
5 株式会社東京放送 842
6 株式会社テレビ東京 829
7 株式会社ジャパン・ライツ・クリアランスの会員 748
8 日本放送協会 528
9 バンダイビジュアル株式会社 508
10 株式会社小学館集英社プロダクション 415
11 株式会社フジテレビジョン 413
12 株式会社エー・ティー・エックス 401
13 東映株式会社 360
14 株式会社フロンティアワークス 349
15 株式会社ジャパンイメージコミュニケーション 298
16 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 295
17 株式会社角川書店 290
18 株式会社ヒストリーチャンネル・ジャパン 285
19 個人の権利 284
20 東映アニメーション 277
21 株式会社アップフロントワークス 223
22 社団法人日本音楽事業者協会 210
23 エイベックスホールディングス株式会社 201
24 株式会社スタジオジブリ 198
25 株式会社ソニー・ミュージックレコーズ 197
26 株式会社コーエー 179
27 ジェネオンエンタテインメント株式会社 174
28 株式会社ぴえろ 164
29 株式会社ゴンゾ 164
30 株式会社コナミデジタルエンタテインメント 152
31 株式会社アニプレックス 151
32 株式会社トムスエンタテインメント 144
33 シンエイ動画株式会社 143
34 株式会社バップ 140
35 株式会社マッドハウス 132
36 株式会社ビジュアルアーツ 131
37 株式会社スタジオディーン 124
38 株式会社メディアファクトリー 118
39 株式会社スペースシャワーネットワーク 116
40 株式会社文化放送 115
41 株式会社アートバンク 111
42 株式会社エピックレコードジャパン 108
43 株式会社キューンレコード 106
44 株式会社テレビ朝日 102
45 日本アニメーション株式会社 101
46 株式会社アクアプラス 95
46 株式会社エスエムイーレコーズ 95
48 日本テレビ放送網株式会社 92
49 ワーナーエンターテイメントジャパン株式会社 88
50 ディスカバリー・ジャパン株式会社 87
51 株式会社イーエス・エンターテインメント 83
51 株式会社エンターブレイン 83
53 株式会社ラジオ関西 81
54 東宝株式会社 75
55 株式会社ぎゃろっぷ 75
56 株式会社マーベラスエンターテイメント 74
57 ビクターエンタテインメント株式会社 69
58 株式会社ショウゲート 67
59 株式会社ジェー・シー・スタッフ 65
60 株式会社徳間書店 62
61 株式会社円谷プロダクション 58
62 角川映画株式会社 57
63 エム・ティー・ヴィー・ジャパン株式会社 57
64 株式会社ミノリ 56
65 有限会社ランプオブシュガー 55
66 ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 51
67 DIXEO株式会社 48
68 有限責任中間法人日本動画協会の会員 43
69 株式会社カプコン 42
70 株式会社ソニー・ピクチャーズ_エンタテインメント 42
71 有限会社AKABEi_SOFT2 41
72 株式会社シャノン 39
73 株式会社WOWOW 38
73 アイディアファクトリー株式会社 38
75 合資会社スカイ・フィッシュ 37
76 株式会社講談社 36
77 株式会社ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ 33
78 株式会社グループ・タック 32
78 学校法人高宮学園 32
80 アットエンタテインメント株式会社 31
81 有限会社シャングリア 30
81 株式会社ぱっぷる 30
81 株式会社ミュージックレイン 30
84 松竹株式会社 29
84 株式会社AG-ONE 29
84 株式会社オー・エル・エム 29
84 株式会社デフスターレコーズ 29
88 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン株式会社 28
88 株式会社キッズステーション 28
88 株式会社ニトロプラス 28
91 株式会社創元社 27
92 株式会社ジェイ・スポーツ・ブロードキャスティング 26
92 株式会社スタジオ雲雀 26
94 株式会社USEN 25
95 有限会社ノーツ 25
95 株式会社日本アドシステムズ 25
95 西日本旅客鉄道株式会社 25
98 株式会社マリン・エンタテインメント 24
100 株式会社インデックスミュージック 23
100 株式会社集英社 23

もし100位以降について興味があればhttp://f.hatena.ne.jp/longlow/20090211183125をオリジナルサイズにし拡大して見て下さい


全体としては音楽や映像系の企業、団体が上位に来ているかな。まあ日頃の言動から考えれば当然の話ではありますが。それと今後は音楽制作者連盟の削除のように企業単位ではなく協会、連盟単位の削除がより増えていくのかも。幅広い削除をする場合そのほうが都合が良いし、何より企業名を前面に出さなくて済むというのは大きい。当然の権利と言われても削除に対しては反発がある人もいるでしょうし、そういう反発を和らげるためにも協会や連盟のような団体を使う企業が多くなってくるんじゃないかと思った

*1:Nearchの管理人様からお聞きしました。わざわざお答えいただきありがとうございます

*2:音楽制作者連盟一斉削除事件とは (オンガクセイサクシャレンメイイッセイサクジョジケンとは) [単語記事] - ニコニコ大百科より