映画館の数(施設数)はどれくらいあるのか

映画館の数を示す数字でよく使われるのが「スクリーン数」。ただこのスクリーン数、昔は「1つの映画館(施設)に、スクリーンは1つ」というところが多かったので映画館の数を知る上ではちょうどよかったのでしょうが、シネコン隆盛の今だと映画館の施設数(サイト数、劇場数)とスクリーン数に大きな違いが出るようになってきています。一般社団法人日本映画製作者連盟では都道府県別のスクリーン数と映画館の施設数(サイト数)も公開してるのでその数字をサイト数順に並べ替えてみました


一般社団法人日本映画製作者連盟
日本映画産業統計 全国スクリーン数(2008年12月末現在)

都道府県 サイト数 スクリーン数 サイト数(一般館) スクリーン数(一般館) サイト数(シネコン スクリーン数(シネコン
東京 107 378 83 155 24 223
大阪 41 206 24 49 17 157
愛知 40 244 19 33 21 211
神奈川 34 198 14 18 20 180
北海道 31 124 19 31 12 93
千葉 27 190 8 15 19 175
兵庫 26 112 18 45 8 67
福岡 25 160 11 20 14 140
静岡 24 88 17 29 7 59
埼玉 23 184 4 7 19 177
広島 23 79 17 29 6 50
長野 17 63 11 22 6 41
茨城 14 80 5 9 9 71
新潟 14 66 7 7 7 59
宮城 14 94 5 9 9 85
京都 13 55 9 15 4 40
熊本 12 53 7 9 5 44
栃木 10 57 4 6 6 51
岐阜 10 76 4 10 6 66
三重 10 49 5 9 5 40
群馬 9 70 2 3 7 67
福島 9 28 7 16 2 12
青森 9 45 4 7 5 38
山口 9 35 6 14 3 21
沖縄 9 33 6 9 3 24
愛媛 8 43 2 3 6 40
山梨 7 22 5 9 2 13
岩手 7 27 5 13 2 14
石川 7 46 2 2 5 44
滋賀 7 39 2 5 5 34
奈良 7 39 2 4 5 35
岡山 7 29 5 9 2 20
大分 7 28 5 8 2 20
秋田 6 23 3 5 3 18
山形 6 36 1 1 5 35
福井 6 31 4 14 2 17
和歌山 6 23 5 13 1 10
長崎 6 30 3 6 3 24
香川 5 26 2 3 3 23
鹿児島 5 24 3 4 2 20
富山 4 29 0 0 4 29
鳥取 4 14 3 8 1 6
佐賀 4 27 1 2 3 25
宮崎 4 18 3 9 1 9
島根 3 17 1 2 2 15
徳島 3 10 2 2 1 8
高知 3 11 2 2 1 9
サイト数 スクリーン数 サイト数(一般館) スクリーン数(一般館) サイト数(シネコン スクリーン数(シネコン
合計 682 3359 377 700 305 2659


日本映画産業統計 過去データ一覧(1955年〜2008年)によるとスクリーン数が最も多かったのが1960年の7,457。この時代は一つの映画館に一つのスクリーンという形態が多かったでしょうから映画館の施設数もそれに近い数だったと思われる。そこから約50年でここまで減少してきている
そして今後も減少が続くだろうと思われるのが地方の映画館(一般館)。実際富山県は一般館が0という状況になっていますし、他の地方を見ても風前の灯火といったところが多い。正直大都市圏を除けばシネコン以外の映画館は生き残りが難しいのではないかと思ってしまう