価格.comのアニメ発売日表から見る、2009年のアニメのDVD及びブルーレイのタイトル数
以前にアニメDVDのタイトル数の推移という記事で価格.comのDVDソフト アニメ 発売日表からアニメのDVD及びブルーレイ(以下BD)のタイトル数をまとめてみてことがありましたが、その続きで2009年のタイトル数をまとめてみました
2009年のアニメDVD及びBDのタイトル数
※タイトル数は価格.comのDVDソフト アニメ 発売日表より
※タイトルには海外アニメや子供向けアニメ、クレイアニメ等も含まれています
※DVDBOXや再販、廉価商品等も含まれています
タイトル数 | |
---|---|
1月 | 194 |
2月 | 211 |
3月 | 257 |
4月 | 208 |
5月 | 185 |
6月 | 219 |
7月 | 268 |
8月 | 201 |
9月 | 218 |
10月 | 208 |
11月 | 259 |
12月 | 302 |
合計 | 2730 |
1997年からのタイトル数
年度 | タイトル数 |
---|---|
1997 | 35 |
1998 | 77 |
1999 | 585 |
2000 | 1104 |
2001 | 1401 |
2002 | 1894 |
2003 | 1988 |
2004 | 2273 |
2005 | 2488 |
2006 | 2876 |
2007 | 2919 |
2008 | 2605 |
2009 | 2730 |
あくまで価格.comにあるタイトル数のため実際に発売されたアニメDVD/BDのタイトル数とは差違があるかと思います。なので、だいたいたこのくらいのタイトル数が発売されたと思ってください。それで2009年のタイトル数は2730となっており、初めて前年よりタイトル数が落ち込んだ2008年より125タイトルほど増えています。理由はおそらくBDのタイトルが増えたことかと思います。実際2009年上半期のアニメのBDの売上は販売用で43億86百万円、前年同期比989.2%増*1と急激に伸びており、それだけBDのタイトルが増えてきた事のあらわれかと思います
タイトル数と売上との比較
ついでに売上と合わせて見るとこんな感じになります
※2006年度の売上金額は日本映像ソフト協会報 No.121(pdf)、2007年度の売上金額は日本映像ソフト協会報 No.127(pdf)、2008年は日本映像ソフト協会会報 No.133(pdf)、2009年上半期は日本映像ソフト協会会報 No.136(pdf)より
※売上金額は「日本のアニメーション(一般向け)」「海外のアニメーション(一般向け)」「日本の子供向け(アニメーション)」「海外の子供向け(アニメーション)」の販売用とレンタル用の売上を足した金額です
※2008年よりBDの売上が加算されています
※2009年の数字は上半期(1月〜6月)までのもの
※各数字は参考程度に
タイトル数 | 売上金額 | 1タイトルの平均売上 | |
---|---|---|---|
2006年 | 2876 | 1021億57百万円 | 3552万円 |
2007年 | 2919 | 960億31百万円 | 3289万円 |
2008年 | 2605 | 881億99百万円 | 3385万円 |
2009年(上半期) | 1274 | 434億53百万円 | 3410万円 |
アニメはBDの急激な伸びによりタイトル数と売上が回復傾向にあります。ただテレビアニメの作品数の減少などで新作タイトル数が減少する可能性が高い。そのため旧作タイトルのBD化が一通り終わった後に一気にタイトル数、売上が落ち込む可能性もあると思います。そのあたりをアニメ関連の会社がどう対応していくかが注目かなと個人的に思っています