【2018FIFAワールドカップ】グループリーグにおけるファウル数とカード数のまとめ

※グループリーグのファウル数とカード数は2018 FIFA World Cup Russia™ Statistics- FIFA.comより引用。
※ファウル数の対象は「Fouls committed」の数字でオフサイドは含まれていません。
FIFAのStatisticsではイエローカード2枚により退場はレッドカード扱いになっていますが、この記事ではイエローカードに含めています。そのためFIFAのStatisticsのイエローカード数と異なっていますのでご了承ください。
※2010年と2014年のワールドカップのファウル数は以下の記事を見てください。

【2010FIFAワールドカップ】グループリーグにおけるファウル数とイエローカード、レッドカード数のまとめ
【2014FIFAワールドカップ】グループリーグにおけるファウル数とカード数のまとめ

※各数字は後に訂正される可能性があります。

2018FIFAワールドカップロシア大会のグループリーグ48試合のファウル数とカード数


グループリーグのファウル数
グループリーグの総ファウル数 1,294
1試合平均のファウル数 26.95


グループリーグのカード数

※括弧内は同一選手にイエローカードが2枚出された数です。
※レッドカードは一発レッドの枚数。

グループリーグのイエローカード総数 162枚
1試合平均のイエローカード 3.37枚
グループリーグのレッドカード数 1枚


<参考>Jリーグ(J1)と欧州5リーグ(プレミアリーグ、リーガ・エスパニューラ、ブンデスリーガリーグアンセリエA)のファウル数とカード数

Jリーグは2017年シーズン。欧州5リーグは2017-2018シーズンの数字です。
JリーグJ. League Data Site-チーム別集計より引用。
プレミアリーグリーガ・エスパニョーラブンデスリーガリーグ・アン2017-18 La Liga Player Stats | FOX Sportsより引用。
セリエAセリエ A チーム統計 反則 - サッカー - MSN スポーツより引用。
※ファウル数はスタッツサイトによってかなり違いがあったりするので、参考程度に見てください。

総ファウル数 1試合平均のファウル数
Jリーグ(306試合) 9,066 29.62
プレミアリーグ(380試合) 7,868 20.70
リーガ・エスパニョーラ(380試合) 10,512 27.66
ブンデスリーガ(306試合) 8,122 26.54
リーグ・アン(380試合) 9,970 26.23
セリエA(380試合) 9,717 25.57


イエローカード総数 1試合平均のイエローカード レッドカード(退場者)総数
Jリーグ(306試合) 763枚 2.49枚 24枚
プレミアリーグ(380試合) 1,164枚 3.06枚 39枚
リーガ・エスパニョーラ(380試合) 1,918枚 5.04枚 69枚
ブンデスリーガ(306試合) 1,010枚 3.30枚 43枚
リーグ・アン(380試合) 1,442枚 3.79枚 84枚
セリエA(380試合) 1,464枚 3.85枚 91枚




2002年日韓大会の以降のグループリーグにおけるファウル数、カード数の比較

※出場枠が32になったのは1998年フランス大会からですが、フランス大会のFIFAのマッチレポートにはファウル数が記載されていないため除外しています。
※括弧内は同一選手にイエローカードが2枚出された数です。
※レッドカードは一発レッドの枚数。

グループリーグのファウル数の比較
 2002年日韓   2006年ドイツ  2010年南アフリカ 2014年ブラジル 2018年ロシア
グループリーグ総ファウル数 1,705 1,708 1,482 1,366 1,294
1試合平均のファウル数 35.52 35.58 30.87 28.46 26.95


グループリーグのカード数の比較
 2002年日韓   2006年ドイツ  2010年南アフリカ 2014年ブラジル 2018年ロシア
イエローカード総数 208(5) 258(13) 190(7) 124(2) 162(2)
1試合平均のイエローカード 4.33 5.37 3.95 2.58 3.37
レッドカード数 8 5 7 7 1

2018年ロシアワールドカップのグループリーグのファウル数は2002年日韓大会以降では最も少ない結果となりました。
また、退場者数も3名と非常に少なかったです。この退場者の少なさについては、今大会から導入されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー制)が影響したのではないでしょうか。



2018FIFAワールドカップロシア大会のグループリーグ別のファウル数、カード数

※☆は1位通過、◯は2位通過のチームになります。

グループA
ファウル数 イエローカード レッドカード数
ウルグアイ 33 1 0
○ロシア 51 5 0
サウジアラビア 30 1 0
エジプト 38 5 0
合計 152 12 0


グループB
ファウル数 イエローカード レッドカード数
☆スペイン 29 1 0
ポルトガル 42 6 0
イラン 44 7 0
ロッコ 62 8 0
合計 177 22 0


グループC
ファウル数 イエローカード レッドカード数
☆フランス 37 3 0
デンマーク 35 5 0
ペルー 37 5 0
オーストラリア 37 7 0
合計 146 20 0


グループD
ファウル数 イエローカード レッドカード数
クロアチア 55 8 0
○アルゼンチン 40 6 0
ナイジェリア 45 4 0
アイスランド 35 3 0
合計 175 21 0


グループE
ファウル数 イエローカード レッドカード数
☆ブラジル 30 3 0
○スイス 40 7 0
セルビア 45 9 0
コスタリカ 43 6 0
合計 158 25 0


グループF
ファウル数 イエローカード レッドカード数
スウェーデン 44 5 0
○メキシコ 36 5 0
韓国 63 10 0
ドイツ 29 4 0
合計 172 24 0


グループG
ファウル数 イエローカード レッドカード数
☆ベルギー 43 5 0
イングランド 33 2 0
チェニジア 46 4 0
パナマ 49 11 0
合計 171 22 0


グループH
ファウル数 イエローカード レッドカード数
☆コロンビア 40 3 1
○日本 28 4 0
セネガル 44 6 0
ポーランド 31 3 0
合計 143 16 1




グループリーグにおけるファウル数とイエローカード数のまとめ

ファウル数のまとめ

※☆は1位通過、◯は2位通過のチームになります。
※並びはファウル数の少ないチーム順。同数の場合はイエローカード数の少ない順、次にレッドカードが少ない順となっています。いずれも同数の場合は同一順位です。

国名 ファウル数 第1戦 第2戦 第3戦 イエローカード レッドカード数
1 ○日本 28 9 8 11 4 0
2 ☆スペイン 29 10 14 5 1 0
3 ドイツ 29 10 12 7 4 0
4 サウジアラビア 30 10 13 7 1 0
5 ☆ブラジル 30 12 11 7 3 0
6 ポーランド 31 8 15 8 3 0
7 ウルグアイ 33 6 10 17 1 0
8 イングランド 33 8 14 11 2 0
9 アイスランド 35 15 10 10 3 0
10 デンマーク 35 18 7 10 5 0
11 ○メキシコ 36 15 7 14 5 0
12 ☆フランス 37 16 11 10 3 0
13 ペルー 37 10 15 12 5 0
14 オーストラリア 37 19 5 13 7 0
15 エジプト 38 12 10 16 5 0
16 ☆コロンビア 40 15 10 15 3 1
17 ○アルゼンチン 40 10 15 15 6 0
18 ○スイス 40 19 12 9 7 0
19 ポルトガル 42 12 19 11 6 0
20 ☆ベルギー 43 17 12 14 5 0
21 コスタリカ 43 18 11 14 6 0
22 スウェーデン 44 20 13 11 5 0
23 セネガル 44 15 14 15 6 0
24 イラン 44 14 14 16 7 0
25 ナイジェリア 45 16 9 20 4 0
26 セルビア 45 15 17 13 9 0
27 チェニジア 46 14 13 19 4 0
28 パナマ 49 18 13 18 11 0
29 ○ロシア 51 22 11 18 5 0
30 クロアチア 55 20 23 12 8 0
31 ロッコ 62 22 23 17 8 0
32 韓国 63 23 24 16 10 0


イエローカード数のまとめ

※☆は1位通過、◯は2位通過のチームになります。
※並びはイエローカード数の少ないチーム順。同数の場合はレッドカード数の少ない順、次にファウル数の少ない順となっています。いずれも同数の場合は同一順位です。

国名 イエローカード 第1戦 第2戦 第3戦 レッドカード数 ファウル数
1 ☆スペイン 1 1 0 0 0 29
2 サウジアラビア 1 1 0 0 0 30
3 ウルグアイ 1 0 0 1 0 33
4 イングランド 2 1 1 0 0 33
5 ☆ブラジル 3 1 2 0 0 30
6 ポーランド 3 1 2 0 0 31
7 アイスランド 3 0 0 3 0 35
8 ☆フランス 3 1 2 0 0 37
9 ☆コロンビア 3 2 0 1 1 40
10 ○日本 4 1 2 1 0 28
11 ドイツ 4 2 2 0 0 29
12 ナイジェリア 4 1 1 2 0 45
13 チェニジア 4 0 1 3 0 46
14 デンマーク 5 2 2 1 0 35
15 ○メキシコ 5 2 0 3 0 36
16 ペルー 5 1 2 2 0 37
17 エジプト 5 2 1 2 0 38
18 ☆ベルギー 5 3 0 2 0 43
19 スウェーデン 5 1 2 2 0 44
20 ○ロシア 5 1 1 3 0 51
21 ○アルゼンチン 6 0 3 3 0 40
22 ポルトガル 6 1 1 4 0 42
23 コスタリカ 6 2 1 3 0 43
24 セネガル 6 2 3 1 0 44
25 オーストラリア 7 3 0 4 0 37
26 ○スイス 7 3 1 3 0 40
27 イラン 7 3 2 2 0 44
28 クロアチア 8 2 4 2 0 55
29 ロッコ 8 1 1 6 0 62
30 セルビア 9 2 4 3 0 45
31 韓国 10 2 4 4 0 63
32 パナマ 11 5 3 3 0 49

 今大会のグループリーグで最もファウル数が少なかったのは日本。ただ、イエローカードの枚数も考えると最もクリーンなチームだったのはスペインだと思います。スペインは2010年、2014年の大会でもファウル数が少なく、チームの特徴の一つとなっています。
 逆に最もファウル数が多かったのが韓国。イエローカードも10枚でワースト2位です。とはいえ、2010年と2014年のファウル数やイエローカードの枚数を見る限りでは、ワールドカップ本大会ではそこまで荒いチームという訳でもないので、対戦相手の影響も大きかったのかもしれません。