計測結果の良いDVD-Rも注意が必要?

2ちゃんねるのCD-R,DVD板のとあるスレを見ていたら高品質DVD-Rで知られている「森メディア」の森康裕氏が掲示板でこんな事を述べていることを知りました
森メディア
http://www.morimedia.jp/cgi-bin/program/lib/toll/iboad/iboad.cgi

[96] Re:[94] いまさらですが・・・ 投稿者:森 投稿日:2008/10/02(Thu) 12:20 [返信]

森です
何とでもする様

いつも書き込みありがとうございます。
最近は、販売するものがなく困っております。
さて、色素についてですがDVD-Rでは一応、
レーザーの波長の長さの関係でアゾしか採用できませんので
通常表記されないのではないかと思います。
しかし、実は、アゾにシアニンを混ぜる事で
耐光性と寿命を犠牲にして記録品位を著しく向上させる
事が可能です。しかもコストも安くなります。
私は、やってはいけない裏技だと考えておりますが
シアニンは、光の反応性が良くピットがちてもきれいに
作れます。ですから、エラーレートやジッターが非常に
よくなります。
測定マニアを騙すのに簡単で一番良い方法です。
ただし、瞬間最大風速と同じで光に対して
反応する反面、劣化も大きいのです。
ですから、保存媒体を作っているのですから
いくら特性がよくないと売れないといっても
絶対に使ってはいけないのです。
台湾メーカーで記録品位が非常に良いのによくデータ消滅する
のはこれが原因です。しかもCD-Rと違って特性の問題でクゥエンチャーが入っていませんから記録直後の品質が良くても
1年程度で消えてしまいます。国内ではCD-Rの品質は良いのに
DVD-Rの特性がなかなかあがらずT社がよく使用していました。
大手メーカーは、販売さえしてしまえば1年持ってさえ
くれれば、1年後に飛んだってお客様の保存環境が悪いと
言えばすみますから、かなりのメーカーが入れています。
正直、正しい製造をしたのは日立マクセルの水海道工場と
TDK千曲川工場だけでした。あとはひどいものです。
きちっと製造しているところほど、不景気でやっていけず
製造中止しているのは悲しい限りです。

DVD-Rは価格競争が激しくその結果全体的に品質が落ちている言われています。実際最近の製品の計測*1結果を見ていてもその落ち込みは著しい。そのような状況の中でもたまに台湾製で計測結果の良い品が出てきてたりするけどこういうカラクリによって作り出した製品があるのだろうか。。。


買う側からすると保存性は本当に時間が経過しないとわからない以上、DVD-Rの品質の目安は計測結果に頼りがちになる。それもそう簡単に信用できない。さらにDVD-Rの品質低下も考えるとそろそろ本格的にBDへの移行を視野に入れる時期なのかもしれない