すき家の閉店の件と日経の記事について

(1/2) 牛丼「すき家」店舗が次々と『人手不足閉店』 新メニュー「鍋定食」に従業員が憤慨? ネットに「やってられん!」の声 : J-CASTニュース
現在ネット上で何かと話題になってる突然のすき家閉店の件ですが、3月23日に日経からこんな記事が出ました。
すき家、半数の1000店舗を改装 より迅速に商品提供:日本経済新聞

ゼンショーホールディングスは約2千店舗ある牛丼店「すき家」の1千店舗を改装する。2016年春までの2年間に50億円程度を投じる。すき家は消費税率の上がる4月1日に牛丼並盛りを10円値下げして270円とする。来店客が増えるとみて、厨房の改良などで商品をより迅速に提供できる体制を整える。

公募増資した267億円の一部を既存店の店舗改装に使うという話で、たしかにゼンショーのサイトで2月25日に発表された「新株式発行及び株式の売出しに関するお知らせ」の中にある「3・調達資金の使途」を見ると、
新株式発行及び株式の売出しに関するお知らせ | ゼンショー ZENSHO
http://www.zensho.co.jp/docs/equity.press.pdf(6P)より。

ゼンショー及びその他子会社の全カテゴリーの店舗で既存店の改装が予定されています。改装店舗数は記載されておりませんが2年で169億9300万円を投資するとのことなので、日経の記事にあるように50億を投資してすき家の既存店1000店舗を改装するという事はおそらく事実なのだと思われます。

従業員不足?それとも改装工事?

となると、現在の閉店も鍋定食に端を発した従業員の不足ではなく、大規模な改装工事なのでしょうか?
ただ、前述の予定では既存店改装の着手は2014年4月からとなっています。なのに、3月から始めているということは何かしら前倒しをする必要があったとも考えられるわけで、その原因が「鍋定食」+従業員不足という可能性も十分有り得ると思います。まあ、この件は結構な話題になってきているので、ゼンショー及びマスコミが反応すればもう少し詳しい事情が明らかになるかもしれません。