ソチオリンピックの選手数と役員数

2月7日から第22回冬季オリンピックソチ大会が開幕*1されますが、そのソチオリンピックに参加する日本代表選手団の選手と役員の人数についてまとめてみました。
※選手数と役員数は2014年1月27日時点でのJOC - 日本オリンピック委員会ソチオリンピック2014 日本代表選手団より。
※各数字は後に訂正される可能性があります。


2014年ソチオリンピック日本代表選手団の選手数と役員数

競技・種別の選手数と役員数
選手数 男子選手 女子選手 選手合計 役員数 監督 チームリーダー コーチ トレーナー 技術スタッフ ドクター 総務 役員合計
アルペン 2 0 2 アルペン 1 0 4 1 0 0 0 6
クロスカントリー 5 1 6 クロスカントリー 1 0 2 1 1 0 0 5
ジャンプ 5 3 8 ジャンプ 1 0 5 2 0 0 1 9
ノルディック複合 5 5 10 ノルディック複合 1 0 3 1 5 0 0 10
フリースタイルスキー 3 7 10 フリースタイルスキー 1 0 5 3 0 0 0 9
スノーボード 5 3 8 スノーボード 1 0 5 2 2 0 0 10
スピードスケート 7 10 17 スピードスケート 1 0 9 2 2 1 1 16
フィギュアスケート 5 5 10 フィギュアスケート 1 0 14 4 0 0 1 20
ショートトラック 3 5 8 ショートトラック 1 0 3 2 0 1 0 7
アイスホッケー 0 21 21 アイスホッケー 1 0 4 1 0 1 2 9
ボブスレー 4 0 4 ボブスレー 1 1 1 0 0 0 0 3
ケルト 2 1 3 ケルト 1 0 2 0 0 0 0 3
リュージュ 1 0 1 リュージュ 1 0 1 0 0 0 0 2
カーリング 0 5 5 カーリング 0 1 2 0 0 0 0 3
バイアスロン 1 4 5 バイアスロン 0 1 2 0 2 0 0 5
選手数合計 48 65 113 役員数合計 13 3 62 19 12 3 5 117
本部の役員数

競技・種別以外の本部の役員数になります。

団長 1
副団長 1
総監督 1
本部役員 1
本部員 4
ドクター 3
トレーナー 1
輸送担当 4
アタッシュ 1
プレスアタッシュ 1
合計 18
ソチオリンピック日本代表選手団合計

競技・種別の選手数と役員数に本部の役員数を加えたソチオリンピック日本代表選手団数になります。

男子選手 女子選手 選手合計 監督 チームリーダー コーチ 技術スタッフ トレーナー ドクター 総務 本部 役員合計
48 65 113 13 3 62 19 12 3 5 18 135

選手数と役員数の人数順

競技・種別の選手数と役員数を人数順に並べ替えたものになります。

競技・種別名(選手人数順) 選手数 競技名(役員人数順) 役員数
1 アイスホッケー 21 1 フィギュアスケート 20
2 スピードスケート 17 2 スピードスケート 16
3 フリースタイルスキー 10 3 ノルディック複合 10
3 フィギュアスケート 10 3 スノーボード 10
5 ジャンプ 8 5 ジャンプ 9
5 スノーボード 8 5 フリースタイルスキー 9
5 ショートトラック 8 5 アイスホッケー 9
8 クロスカントリー 6 8 ショートトラック 7
9 ノルディック複合 5 9 アルペン 6
9 カーリング 5 10 クロスカントリー 5
9 バイアスロン 5 10 バイアスロン 5
12 ボブスレー 4 12 ボブスレー 3
13 ケルト 3 12 ケルト 3
14 アルペン 2 12 カーリング 3
15 リュージュ 1 15 リュージュ 2

2010年バンクーバーオリンピックとの比較と過去の冬季オリンピックの選手数と役員数

前回大会である2010年バンクーバーオリンピックとの比較になります。
バンクーバーオリンピックの競技・種別の選手数と役員数はJOC - バンクーバーオリンピック2010 日本代表選手団 より。
バンクーバーオリンピックで出場権を獲得できなかった競技・種別 : アイスホッケー男子・女子、カーリング男子。
ソチオリンピックで出場権を獲得できなかった競技・種別 : アイスホッケー男子・カーリング男子。

ソチ五輪選手数 バンクーバー五輪選手数 前回大会比 ソチ五輪役員数 バンクーバー五輪役員数 前回大会比
アルペン 2 2 ±0 アルペン 6 6 ±0
クロスカントリー 6 6 ±0 クロスカントリー 5 5 ±0
ジャンプ 8 5 +3 ジャンプ 9 4 +5
ノルディック複合 5 5 ±0 ノルディック複合 10 4 +6
フリースタイルスキー 10 10 ±0 フリースタイルスキー 9 9 ±0
スノーボード 8 12 −4 スノーボード 10 8 +2
スピードスケート 17 19 −2 スピードスケート 16 17 −1
フィギュアスケート 10 8 +2 フィギュアスケート 20 16 +4
ショートトラック 8 8 ±0 ショートトラック 7 7 ±0
アイスホッケー 21 * +21 アイスホッケー 9 * +9
ボブスレー 4 6 −2 ボブスレー 3 3 ±0
ケルト 3 3 ±0 ケルト 3 3 ±0
リュージュ 1 3 −2 リュージュ 2 2 ±0
カーリング 5 5 ±0 カーリング 3 4 −1
バイアスロン 5 2 +3 バイアスロン 5 2 +3
* * * * 本部 18 21 −3
合計 113 94 +19 合計 135 111 +24
過去の冬季オリンピックの選手数と役員数

日本が初めて冬季オリンピックに参加した第2回サンモリッツ大会からの選手数と役員数になります。
※選手数と役員数はJOC - 大会 オリンピック 日本の大会参加状況の冬季大会より抜粋。
※第5回サンモリッツ大会(1948年)は第二次世界大戦敗戦国となったため日本とドイツは参加が認められませんでした。

開催年 開催地 選手数 男子選手女子選手 役員数 日本代表選手団合計
第2回 1928年 サンモリッツ(スイス) 6 60 1 7
第3回 1932年 レークプラシッド(アメリカ) 17 170 5 22
第4回 1936年 ガルミッシュパルテンキルヘン(ドイツ) 34 331 14 48
第6回 1952年 オスロノルウェー 13 130 5 18
第7回 1956年 コルチナダンペッツオ(イタリア) 10 100 7 17
第8回 1960年 スコーバレー(アメリカ) 41 365 11 52
第9回 1964年 インスブルックオーストリア 48 426 13 61
第10回 1968年 グルノーブル(フランス) 62 539 16 78
第11回 1972年 札幌(日本) 90 7020 20 110
第12回 1976年 インスブルックオーストリア 57 516 15 72
第13回 1980年 レークプラシッド(アメリカ) 50 464 23 73
第14回 1984 サラエボユーゴスラビア 39 327 30 69
第15回 1988年 カルガリー(カナダ) 48 3711 33 81
第16回 1992年 アルベールビル(フランス) 63 4221 42 105
第17回 1994年 リレハンメルノルウェー 65 4916 45 110
第18回 1998年 長野(日本) 166 10066 147 313
第19回 2002年 ソルトレークシティ(アメリカ) 109 6148 109 218
第20回 2006年 トリノ(イタリア) 112 5953 126 238
第21回 2010年 バンクーバー(カナダ) 94 4945 111 205
第22回 2014年 ソチ(ロシア) 113 4865 135 248

雑感

今回のソチオリンピックの日本代表選手団は選手数113名、役員数135名、計248名で長野大会に次ぐ人数となっており、またトリノオリンピックバンクーバーオリンピックと3大会続けて役員数が選手数を上回っています。ただ「役員」といっても監督、コーチ、トレーナー、技術スタッフなど選手を支える人たちがほとんどなのでその点は注意が必要かと思います。
それと、今大会で個人的に注目しているのが「ノルディック複合」です。というのも、ノルディック複合の選手数は前回のバンクーバーオリンピックと変わらず5名なのですが、役員数が4名から10名と6名も増えているからです。内訳を見るとバンクーバーオリンピックが監督1名、コーチ2名、トレーナー1名だったのを、ソチオリンピックでは監督1名、コーチ3名、トレーナー1名、技術スタッフ5名と技術スタッフを増員しており、これが結果にどう影響するのか注目点かなと思っています。

*1:一部の種別・種目は6日から開幕